#826aska さんのメジャーデビューについて思うこと。
少し前からうわさされていたけど、とうとう情報解禁ですね♪
おめでとうございます。
女子高生エレクトーン・ユーチューバーの826askaがメジャーデビュー!
「エレクトーン・ユーチューバー」という語感についてはつっこまない(´・ω・`)
いにしえのエレクトーン少女としては色々と思うところがあるので、せっかくだから書き留めておきます。
もっとうまいエレクトーン弾きはたくさんいるよ
YEC(ヤマハエレクトーンコンクール)・EF(エレクトーンフェスティバル)ガチ勢、
電子オルガン専攻で大学・専門学校を卒業した方、現役の奏者・講師さん・セミプロエレクトーン弾きにとっては、
このニュース(だけでなく826askaさん周りの話題)について、複雑な思いを抱く方も多いと思います。私がそうです。
私のほうが上手いのに、とか、
既成曲をそれっぽく弾いてるだけじゃん、アレンジもちゃんとできないんでしょ?
とか、嫉妬交じりに呟いてみたくもなります。
そしてそれは、たぶん事実ではあります。
もっと上手で表現力があり、自作曲や自編曲で努力している人はいっぱいいます。
彼女のすごいところは、YouTuberという言葉が一般化する前に弾いてみた動画をアップし、「エレクトーン演奏動画といえば826aska」というイメージを作り上げたという点です。
(経済用語で「先行者利益」といいます。一番最初にやるのはそれだけですごいのです)
あとあの年齢でテレビや取材でちゃんと受け答えができる、安定した演奏ができるというのは人前に立つために絶対必要な才能なので、やっぱり彼女がすごいのは事実だと思う。
「女子高生」で「YouTuber」というコンテンツ力
エレクトーンを知らない人でも「YouTubeで再生数がすごい」「可愛い女子高生」って言われたら「なんかすごそう」って思う。
大人がエレクトーンという楽器を広めようとしたら、彼女のコンテンツ力を利用しない手はないのです(言い方良くないけどね。)
女子高生というキャラクターがターゲットにできる層はとっても広くて、
・これから楽器を始める小さい子
・アイドルになることを夢見る小中学生
・同世代の男女
・アイドルのおっかけをするような2~40代の大きなお友達
・がんばっている若い子を微笑ましく見てくれる老年世代
人口のほぼ全て、ファンになってくれる可能性があるのです。
30代ではこうはいかない・・・かなしいけど事実・・・。
これからの「エレクトーンという楽器」と、その世界について
かつてのエレクトーンは中流~富裕層のステータスで、
実力派のプレイヤーさんも、どちらかというとアイドル売りの若手プレイヤーさんも、
たくさんの人がオリジナル曲のCDを発売していました。
1000人規模のホールツアーもわりとあって、私のような田舎住まいのエレクトーン少女に大きな夢を与えてくれました。
でも、当時のプレイヤーさんたちはそのほとんどが、活動の主体をエレクトーン以外のフィールドに移してしまいました。
時代の流れやエレクトーンがもつ欠点もあると思いますが、
大好きだったエレクトーンという楽器が、少しずつ衰退していくのはとても悲しいです。
826askaさんの活躍を機に、たくさんの人がエレクトーンを知ってくれて、
また一般的な楽器になり、エレクトーンだからこその良さが認められ、
弾ける場所や弾く人が増え、たくさんの人に楽しんでもらえるようになったらいいなと思います。
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