多彩な音色と、それを活かす技術。
エレクトーンの一番の特徴というと、
なんといっても「どんな楽器の音も出せること」だと思うのです。
どんなジャンルの曲でも、わりと簡単に「それっぽく」聴かせることができる。
だからとても面白い…のだけど、
それにただ甘えていてはいけないなぁ、とも思います。
楽器ごとに異なる奏法…運指、ボウイング、息継ぎによって起こる「クセ」。
それらを理解・想像し、鍵盤上で再現することで、はじめてその音色が活きてくると思います。
エレクトーンの練習って、楽譜を追いかけるだけではなくて、
その楽器らしい表現を追求することも必要。
だから、本番と同じ音色で練習するのはとても大切なことなんだなぁ…
と実感するとともに、
古いエレクトーンしか持っていなかった中高時代の私に、
そのあたりを教えてくれようとしてくれた当時の先生、きっとすごく工夫をしてくださっていたんだろうなと。今更あらためてお礼を言いたくなります。
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