コロナ禍のイベント開催で必要とされた、意思決定の力

お久しぶりです。あづさです。

緊急事態宣言が解除されてからしばらく経ちますが、未だ安心して暮らせる状況には至らず、これまでのように楽しみのために時間やお金を使うということがなんとなくはばかられる雰囲気が続いていますね。

そんな折、先日11/1に、はじめての主催ライブを開催しました。

当日に至るまでのあれこれや曲の話をしようと思っていたのですが、その前に、今年ならではのTopicについて記憶が新しいうちに書き留めておこうと思います。


やるのか、やらないのか

いちばん悩んだのは「そもそもイベントをやるのか?」「今回は中止した方が良いんじゃないか?」ということ。
この決断をしたのは会場のキャンセル費用がかかることになる8月くらいのことでした。
まだ身の回りで音楽イベントが再開できていなかった頃です。
専業ではない出演者たちはそれぞれに事情もあるし、もしかしたらいっそ中止としてしまった方が楽だったのかもしれません。
でも・・・今やらなかったら次はいつできるか分からない。
私自身はライブをやりたかったし、共演者も「やりたい」って言ってくれたので、やることにしました。


いろいろと「決める」必要があった

ライブは「やる」ことに決めた。

じゃあ、どうやって??

もちろん前例のないことなので、考えなければならないことはたくさんありました。

  • 無観客の配信ライブにするのか、有観客ライブにするのか
  • 配信の場合の著作権の扱い
  • 有観客だとして、同時配信はするのか
  • 客数はいくつにすれば良いのか
  • チケット代はいくらにするのか
  • 予約後のキャンセルをどう扱うのか
  • 予約数と当日キャンセルの予測が難しいことにより、チケット代収入の予測がしづらい
  • 予約者の個人情報管理
  • 演奏中にマスクを着用するかどうか
  • 飲食物の提供
  • ステージ構成や演出の変更、声出しなしの着席でも楽しめる工夫

このあたり全て、今まではあまり考えなくても良かったことです。

悩んだ末、今回は

「配信ナシの有観客ライブ、席数は会場定員の半分、チケット代は少し値上げするが、赤字になった場合は出演者が負担する」

「演奏時はマスクを外す。ステージから最前列までは距離を空け、飲食物は提供する。客席は歓声などは禁止、食事中以外はマスク着用をお願いする」

ことに決めました。

もちろんこのあたりは今後変わってくる可能性があります。開催時の都県のガイドラインなどを参考に、しばらくは都度考える必要がありそう。


ひとり主催じゃなかったらできなかったかもしれない

「船頭多くして船山に上る」ということわざがあります。

決定権を持つ人が複数いると、意見が割れたときにどこにも進めなくなってしまう…という意味ですね。

コロナ禍においてはひとりひとり抱えている事情や考えていることが違うので、ライブをやりたくない、と考える人ももちろんいると思います。

今回はたまたまひとり主催だったので、全てのことを私ひとりの考えで決めることができたけど、もし共同主催だったら逐一話し合うことになっていたはず。

結果、開催中止という結論に至った可能性も十分にあるし、何より意見を調整するのにすごく時間がかかっていた気がします。


複数名での主催の場合、やはり「リーダー」「意思決定者」をはじめに決めておく必要がありそう。

これはコロナ禍以前から感じていたことではありますが、今後はより必要になってくると、私は考えます。



あづさ/kyoka's WebSite

週末エレクトーン/キーボーディスト「梓/kyoka」のWebサイトです。 編曲と合唱と鍵ハモと縦笛も少し。 元メガネ販売員/司書。眼鏡/メガネ/料理/着物/和装/図書館/アニメ/ゲーム

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